相続とは、お亡くなりになられた方の財産などの様々な権利・義務をその方の配偶者や子などが引き継ぐことをいいます。
被相続人から相続人に引き継がれる財産のことを相続財産(遺産)と言い、土地・建物などの不動産、自動車、現金、預貯金、有価証券などのプラスの財産や借金、負債、保証債務・保証人の地位、損害賠償責任などのマイナスの財産が相続されます。
相続の手続き
相続は死亡時から自動的に開始され、遺産の分割やそれに基づく名義変更などの煩雑な手続きを強いられることになります。
すべての相続手続が完了するまでには時間を要しますので、手続きが間に合わないという事態にならないよう、計画的に進めていくことが必要です。
期限が定められて手続きの例
- 相続方法の選択(単純承認・限定承認・相続放棄) ⇒ 相続発生後3ヶ月以内
- 所得税・消費税の準確定申告 ⇒ 相続発生後4ヶ月以内
- 相続税の申告 ⇒ 相続発生後10ヶ月以内
- 遺留分減殺の請求⇒ 相続発生後で、遺留分の侵害となるような遺言や行為があることを知った時から1年以内もしくは、相続発生後10年以内